ヘブラでの任務以降、しばらくは神獣操作や村の戦士たちとの演習のため英傑の連中とは顔を合わせていなかった。
正直言って、僕にとってそんな好都合なことはなかった。アイと顔を合わせていれば、嫌でもあの晩……クムの秘湯でのできごとがよぎったはずだからだ。おかげで余計なことを考えず訓練に集中できた。
あの件は事故だった。そう言い聞かせているうちに、日が経つにつれてだんだん気も薄れてきた。
けど、そんなときに限って再び招集がかかるときたもんだ。
当然、アイにも声がかかっているはずだが、あんなことがあったあとで一体どんな顔して会えばいいっていうんだ。
そんな僕の懸念とは裏腹に、アイは普段通りだった。
あまりに自然すぎてさすがの僕でも面食らわずにはいられなかったほどだ。
「あのときは大胆な割にうぶな反応を見せたくせに……案外図太いんだな」
そうやって見たまま決めつけて、彼女がどんな思いでいるのかなんて、考えようともしなかった。
いや……気づかないふりをした、と言ったほうがいいのかもしれない。
彼女もまた僕とのことを割り切ろうとしているのだろう。
都合よくそう結論付けてしまえる僕は、どうしようもなく身勝手な奴だ。
けれど、あんなことがあったからって余計な気を回したくはない。
そんなことをして何になる?
今以上に、関係がこじれるだけだろ……。
イーガ団との一戦以降、彼女の攻撃能力が評価され、ボコブリンの集団などの殲滅任務に投入される機会が増えた。
戦闘経験が浅いことが考慮されてか、同じく攻撃範囲の広い僕が同じ任務に宛がわれることが多いが、このところは素人なりに腕を上げてきているようだ。
彼女が演奏し終えるまでのわずかなあいだ兵士が時間稼ぎに敵を食い止める必要はあるものの、僕が助太刀しないといけないようなことにはならない。
しかし、久々に再開したアイはらしくなかった。任務開始から足並みがちっともそろわない。
双子山の塔を起動すべくノッケ側を訪れた僕らは、塔への道中周辺を根拠地とするボコブリンの集団を討ち払っていた。
姫を塔へ誘導しながらの戦闘は正直足枷にしかならないが、まあ、ボコブリンだけなら何のことはない。けど、それは思い上がりだった。
彼女だけじゃない、僕の驕りや過信も、窮地を招く要因となったことは認めざるを得ない。
姫の話では、彼女はあがり症だが本番にはめっぽう強いらしく、大事な局面になるとプロの顔になるんだとか。
褒めそやしすぎだと思っちゃいたが、それは大げさでも何でもなく、悔しいが姫の評するとおり、これまでに一度たりとも吹き損じたところを見かけたことがなかった。
それなのにだ。久々の合同任務でいつも以上に緊張しているのか、先ほどから演奏ミスがやたらと目立つ。
ただの路上演奏なら立ち去れば済むことだが、ここは戦場のど真ん中。彼女が演奏ミスをするということは、つまり、必要な場面で彼女の笛の音の効果が発動しないということだ。
任務のハードルに合わせて選出された兵士は僕を除いて低級ぞろい。新兵も混ざっている。
平時であれば兵士だけでもどうにかリカバリーできただろう。だが、さすがにこう何度もタイミングを逃したとあっては、それなりに訓練を受けているとはいえ、いくら相手が弱くても状況としては良くない。
僕一人ならほかの英傑たちが合流するまでのあいだどうにか対処できるだろうが、さほど広くもない川辺に敵味方が密集しているのだ。フレンドリーファイアは免れない。
弓を引きながら思考を巡らせていたときだった。
姫の背後にボコブリンが迫っているのが見えた。
彼女は演奏が間に合わないと思ったのか、あろうことか自ら敵の前に躍り出ようとしている。
「まさか、あの笛で殴るつもりじゃないだろうね……!?」
馬鹿げてる。だが、これ以上悠長に傍観していては二人とも危険だ。
居てもたってもいられず、急旋回すると、彼女たちに今にも棍棒を振り下ろそうとしているボコブリンに向け、矢を放った。
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昼に差し掛かったころ、ボコブリンの集団との戦闘にようやく決着がついた。姫は幸いかすり傷一つなく、先ほど合流したリンクを引き連れて意気揚々と塔の解放に向かった。
別件にあたっていたほかの英傑メンバーたちも無事合流し、川辺にキャンプを構えそれぞれ休息をとっている。
砂利の上に座り込む兵士たちの顔にも疲れが浮かんでいるが、皆それぞれの無事を祝い暢気に笑顔なんて浮かべている。誰のせいで憔悴しているのかなんて、微塵も感じちゃいないだろう。
僕も散々飛び回って多少疲れてはいたが、このときばかりは怒りが勝っていた。
切らした息を軽く整えると、辺りを見回しアイを探した。少し離れた木陰にもたれて沈んでいる彼女を見つけ、足を荒げて近づく。
あのいけ好かない騎士以外の相手には多少なりとも気を遣ってやっているつもりだが、このときばかりはそんな気もさらさらなかった。
「君さ、ちょっと見ないあいだに腕が落ちたよね?あんな局面で拭き間違えるなんて、意識が足りないんじゃないの」
ミスに対する忠告の意図もあったが、それだけじゃない。
彼女の様子を見ていれば、これまでのミスの理由がほかでもない僕とのあの件を引きずってるってことくらい、確かめなくともすぐに見当がついた。
だからこそ、あえてきつい態度で接することで僕から気持ちが離れてくれればという思惑も少なからずあった。
「……ごめんなさい。指が、震えてしまって……」
リトの僕が触れれば折れてしまいそうなほどか細い手が、笛をきつく握り締める。うつむいていてもわかる悲痛な表情に、もやもやとした気持ち悪さが胸にわだかまる。
けど、今ここで余計な気を回して彼女の心がますます僕に傾いても困る。彼女のためだけじゃない。
こんなときに彼女への想いを募らせかけている僕自身への戒めでもあるのだ。
突き放す以外の言葉が見つからずに「おいおい……」と呆れてみせれば、彼女は思った通り怯えたように肩を震わせた。
思惑通りなはずなのに、なぜか僕はいらいらしていた。
「指が震えたなんて言いわけが通用するとでも思ってるのかい?
あのとき僕が援護に入らなかったら、姫がどうなっていたかなんて考えなくてもわかるよね」
もちろん君の命もそうだ。そう言いかけた言葉は飲み込んだ。僕の言葉に、彼女の肩が小刻みに震えはじめたからだ。あまりに容赦のない言い方だってわかってる。
けど、こんな言い方でたしなめるしか方法がない。……こんなかたちでしか、応えられない。
「リーバル、いい加減にしな」
遠巻きにやり取りを見ていたのだろう。横やりについクセで舌打ちこそしはしたが、ウルボザの登場に少なからず安堵していた。
あのまま誰にも止められなかったら、必要以上に彼女を責め立てていたに違いない。
アイが服の袖で涙を拭うのを横目に見てしまい不覚にも胸が跳ねたが、見なかったことにしてウルボザを睨む。
「あんた、最近アイへのあたりがきつすぎるんじゃないか」
ふんと鼻で笑い、後ろ手を組む。”最近”、か。まるでこれまではそうじゃなかったとでもいうような物言いだ。
「まさかとは思うけど、僕がこの子と親しい前提でそう言っているんじゃないだろうね?
もしそうだとしたらかなり語弊があるな……」
怒りを込めた眼差しをウルボザから流れるようにアイに向ける。
ウルボザの指摘に少しは緩和されるかと思っていた僕の物言いは、マシになるどころかますます切れ味が鋭くなってしまっていた。
これ以上はまずいと頭ではわかっていながらも溢れ出る責苦は止まらず、気づけば思ってもないことが口を突いて出ていた。
「言っとくけど、僕はこの子のことを仲間だと認めた覚えはないよ。
こんなひ弱な子が英傑なんて大層な称号を冠していることにも正直納得いかないね。
弱い魔物しか生息していないこの地であんな初歩的なミスをおかすなんて、今後ますます足手まといにしかならないと思うけど」
「リーバル!!」
ウルボザの目の色が変わった。僕のスカーフに彼女の手が食い込むのは予想した通りだったが、しげしげと眺めている横からかかった大きな声に驚きを禁じ得なかった。
「ウルボザ!」
今までしおらしくうつむいていたはずのアイが慌てたように立ち上がり、僕のスカーフを掴むウルボザの腕にそっと手を添えたのだ。
「ウルボザ、いいんです。リーバルの言うことは、間違ってませんから」
アイは赤くした目で彼女に微笑みかける。彼女の静かな声に、ウルボザはようやくスカーフから手を退けた。
あれだけ言われてもなお僕の言い分を尊重し、無理に笑顔を浮かべる。顔を背けたくなるほど胸が締め付けられるが、気取られないようにスカーフの位置を正す。
アイはようやく僕の顔を見た。先ほどとは打って変わって、何か吹っ切れたような顔つきだ。
「二人とも、迷惑ばかりかけてごめんなさい……。次こそうまく立ち回れるように、今から猛特訓します!」
そう言って精いっぱいの笑みを浮かべると、軽く会釈して川辺の方へと去って行く。
追いかけるべきか考えあぐねていると、ウルボザから肩を叩かれた。
「リーバル。あんた、本当にそんなことでいいのかい?」
「……どういう意味かな?」
「アイのことさ。勘のいいあんたのことだ。あの子があんたに気があるってことくらい、とっくに気づいているんだろう?それに、あんただって……」
「何を言い出すかと思えば。遠からずガノンが復活するってときに、恋だの愛だのにうつつを抜かせって?……馬鹿馬鹿しい」
「一戦士としてストイックであろうとするのは賢明なことだ。建前としてはね。だが……本音はどうなんだ?」
探るような視線に息が詰まる。
「アイのこと……本心じゃ憎からず思っているんだろう?」
ぞくり、と毛羽立つ感覚が背筋を走った。
……狼狽えるな。動揺を見せれば、認めてしまうようなものだ。
「おいおい……笑わせるなよ。人の心情を勝手な憶測で決めつけるなんて野暮だね」
平静を保ちつつやっとのことで絞り出した声は、微かに震えていた。
こんなわずかな気の乱れでさえ、剣の切っ先の如く鋭い観察眼を持つ彼女にはどうせお見通しなんだろう。
「おや、目上の相手になかなか痛いこと言うじゃないか。……勘には自信があるんだけどねぇ」
切れ長の目元に引かれた濃い縁取りが艶美に細められる。
「あんたの真意は兎も角だ。
わざわざ嫌味を垂れてまで遠ざけなければならないほど、”愛情”はあんたの行く手を妨げるものかねぇ?」
黙って言わせておけば、どこまで突いてくるつもりなんだか。
ウルボザの言い分はもっともだとも思わないでもないが、僕に言わせれば情に甘すぎる。
彼女が軽々しく述べるほど、真意に向き合うのは簡単なことじゃない。
そんな楽観的に考えられていたら、ここまで思い悩むわけがないんだ。
押し黙る僕をどこか憐れむように見つめていたウルボザの視線が、塔の上へ注がれる。
つられて目を向けると、シーカーストーンとにらみ合う姫の様子を相変わらずの無表情で見守るリンクと、二人のかたわらで何やらブツブツと念仏のように独り言を続けるプルアの姿が辛うじて見て取れた。
「……少なくとも私は、そうは思っちゃいないよ」
そっと呟かれた言葉に盗み見たウルボザは、尊いものを見つめるような、どこか優しげな眼差しだ。
大の大人がこんな素直な表情を浮かべていることにむずがゆさを覚える。
だが、何となく。何となくだが、嫌な気はしなかった。
「今回の件、あの子なりに猛省し挽回しようとがんばっている。あんたがあんな風に咎めなくてもね」
「はいはい、わかってる。言い過ぎたって言いたいんだろ?」
「その自覚があるなら、このあとどうすべきか。無論それも心得てるんだろう?何せ、あんたは聡明なリトの英傑様だ」
そうくるとわかっていたとでも言うように、ウルボザは勝ち誇ったような笑みを浮かべている。
彼女と話していると、何もかんも見透かされてるんじゃないかって気にさせられる。
僕の目よりも深い覇王樹の艶やかな眼差しから逃れるよう、不承不承にアイのあとを追うことにした。
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アイはキャンプから少し離れた川辺の岩場に腰かけて笛を奏でていた。
何度も何度も同じフレーズが耳に届くたびに、心無い言葉をかけてしまったことへの後悔が募る。
彼女の元まであと少しというところで、木陰からリンクが現れ、彼女のとなりに腰を下ろした。
咄嗟に木陰に隠れ、様子をうかがう。肌が触れそうなほど近い距離が妙にシャクに障る。
「……泣いてるの?」
ここまで届いた彼の声に、はっと我に返り彼女に目を向ける。
アイはごしごしと手の甲で涙を拭い、ううん、大丈夫と健気に彼に微笑みかけた。
「トラヴェルソがね、このところ、うまく吹けなくて……」
やはり沈んだ声の彼女に何を言うでもなく、リンクは何を思ったのか、手にしている巨大な握り飯を彼女に差し出した。
苦笑いを浮かべながらやんわりと断るアイに、リンクは気にした様子もなく握り飯を頬張り始める。
「もう、塔の調査は終わったの?」
そう尋ねる彼女にこくこくと頷いて答えたリンクは、喉に米を詰めてしまったらしく苦しそうにどんどんと胸を叩く。
彼の無茶な様子に、アイが噴き出した。あどけない笑み。久方ぶりに本心から込み上げる笑顔が浮かぶのを見た。
「落ち着いてゆっくり食べなきゃ」
おかしげに笑いながらもそんな彼を気遣って背中を叩く彼女に、また気分が下がる。
彼女を笑顔にさせたのが、僕ではなく彼だということに、まざまざと言いようのない苛立ちが高ぶる。
「来てくれてありがとう、リンク。少しだけ元気が出た。明日からまたがんばるから」
リンクは彼女の決意に頷くと、小走りでこちらに向かってきた。すれ違いざま姿を見られそうになり、咄嗟に高台に飛び去る。
間に合わず気づかれてしまったが、わざわざ見なかったことにしてくれようとしているのか、去り際、彼女に軽く手を振るなりさっさとキャンプへと去って行った。
ようやく彼女が一人になったところを見計らい、上空からそっと近づく。
影で僕だと感づかれたらしく、彼女はあからさまに避けるように背を向けた。
それにますます腹が立ち、謝るつもりで来たことも忘れ、感情のままに嫌味な言葉を投げつけてしまっていた。
「ずいぶん仲睦まじい雰囲気だったじゃないか」
アイの背後に降り立ったとき、彼女がスカートをきつく掴むのが目に入り、またやってしまった、と舌打ちをする。
どんな顔をしてるのか気になって肩口からのぞき込もうとすると、アイは弾けるように仰け反った。真っ赤になった顔がおかしくてつい笑みがこぼれるが、今はそんな空気ではないことを思い出し顔を引き締める。
こんなときどう声をかければ……。とにかく言葉をかけ続けることに専念し、他愛のない言葉を浮かべる。
「……あいつと何を話してたんだい」
川面に映る彼女の顔は、傷ついたような、戸惑っているような、どこかもどかしげな様子だ。
どんなに見つめようと彼に向けられたような笑顔がこちらに向くことはないことに期待感を削がれつつ言葉が返るのを待っていると、彼女は声を詰まらせながら辛うじて応じた。
「あ、あなたには関係ないじゃないですか……」
彼女がそのように突き放してくることはおおむね予想できたはずだが、それでも僕は苛立っていた。
「このご時世に何を考えているんだか。デートなら無事に厄災を討伐したあとよそでやってくれ」
気の利いた言葉なんて考えてもまともに浮かばないってのに。
皮肉なことに、思ってもみない言葉ばかりが滑り出る。
怒りか、悲しみか。アイの肩が、小刻みに震える。
「何で、そんなことが言えるの……」
絞り出すような声に、息を飲む。
「何でそんなひどいこと……っ、私の気持ち、知ってるくせに……!!」
涙ながらにそう吐き出したアイに、心臓が鷲掴みされたように痛みだす。
「私が、どんな想いで……っ!」
ぼろぼろと彼女の目から溢れ続ける雫に、思わず手を伸ばそうとするが、迷っているうちに彼女は僕に背を向けてしまった。
泣き顔を見せまいと必死に涙を拭う後姿が痛ましくて、ちっぽけで。
気づけば、なりふり構わずアイを抱きすくめていた。
遠ざけなければと思えば思うほどに意識して。いつも目で追って。何だかんだで彼女のことばかり気にかけてしまう。
答える気持ちがないなら関わらなければいいのに、いちいち突っかかってしまう。
天邪鬼な性分が、いつだって僕の思惑を邪魔しにかかるんだ。
「アイ……」
意識的に呼ばないようにしていた名を口にすると、彼女の肩が跳ねた。
僕の翼で覆えるほど小さな身体。羽毛のない柔らかな肌。甘い香りを鼻腔に擦り込むように、無我夢中でくちばしを擦りつける。
僕の羽毛に埋もれる唇のしっとりとした感触に、”あの日”の晩、それが僕のくちばしに触れたことが思い出され、今ならあの続きをという気分さえ沸き起こってくる。
そんなことを浮かべていた最中、僕の腕に添えられた手とともにおずおずとかけられた声が耳に届いた瞬間、ふと我に返った。
「リーバル……?」
彼女の身体を押しやり、額を押さえる。自分の失態か、理性がその先を拒んだことへの反動か、動悸がなかなか収まらない。
頬を染め戸惑うように瞳を揺らすアイに、また抱きしめたい衝動が込み上げてくるのを抑え込み、背を向ける。
「……ごめん」
どうにか紡ぎ出した言葉は何とも情けないものだった。
逃げるように空へと舞い上がり、火照る身体を冷やすべく、そびえる双子の山の山頂を目が翼をはためかせる。
「何をやってるんだ、僕は……!」
謝って労うだけのつもりだった。なのに、どうしてこうなってしまうんだ。
“一戦士としてストイックであろうとするのは賢明なことだ。建前としてはね。だが……本音はどうなんだ?”
“わざわざ嫌味を垂れてまで遠ざけなければならないほど、”愛情”はあんたの行く手を妨げるものかねえ?”
ウルボザの言葉が脳裏によぎり、振り払うようにかぶりを振る。あの年増、余計なことを……!
山腹に生える木に矢を打ち込みもやを散らそうとするも、気が晴れることはなかった。
けれど、乱れる思考の端に一つの答えが浮かび上がってくる。
どんなに抗おうとも、認めざるを得ない。
僕は、やはりアイのことがどうしようもなく好きなんだと。
(2022.06.22)
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