※夢主がフードを脱いだ件について(ボツ案)
※セリフのみ(地の文入れる前の台本書き)
※本編をご覧になってない方はネタバレ注意!
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ダ「しっかし、主よお。おめえさんにはつくづく驚かされるぜ。よくわからんがすごい世界から来たって話もそうだけどよ、いきなり顔を見せるんだもんよお」
ウ「こうやって見るとなかなかかわいらしい嬢ちゃんじゃないか。なあ、リーバル?」
リ「は?なんでそこで僕に振るのさ」
ウ「ふふふ、なんだい。いつも主の素顔を見たがってちょっかいかけてたあんたが、フードをめくったら途端に大人しくなるもんだから、気を利かせてやってるんだろう?」
リ「なっ……!フードなんかかぶってるから異形な見た目してるのかと思ってただけだろ!」
主「そんな人を化け物みたいに」
リ「ふん」
主「それで?無理やり人の素顔を見た感想はどうなんです?」
リ「別に。普通なんじゃない」
主「……何それ。もっとマシな感想はないんですか」
リ「何だよ。まさか、この僕に”かわいい”だとか”綺麗”だとかそういうベタな褒め言葉を期待しているんじゃないだろうね?」
ダ「何言ってんだ、おめえさん。こんなべっぴんじゃねえか!素直にかわいいって言ってやんな」
リ「はあ!?あんたこそ何言ってんだよ!言えるわけないだろそんなこと!」
ミ「リーバルさん、顔真っ赤……」
リ「違う!夕陽のせいでそう見えるだけだ!」
主「ふーん。そんなムキになるなんて、私のことちょっとはかわいいって思ってくれてるってことでいいですね?」
リ「おい!調子に乗るのもいい加減にしてくれ。世辞でも絶対に言わないからね!」
終わり
(2021.6.16)