SS

天翔ける:ボツ案①叙任式のあとのシーン(前)

※叙任式のあとのシーン(ボツ案)
※セリフのみ(地の文入れる前の台本書き)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

リ「感動的な場面に水を差すようだけど、もう一つ気になってることがあるんだよね」

(主の前に立ち)

リ「君さ、どさくさに紛れてフードを脱いでただろ。まさかあんな顔だったとはねえ」

主「あ、あれは……王の御前で顔を隠したまま話すというのも失礼かと思い……!」

リ「礼節をわきまえるなら、あの行動自体慎むべきだろ。
それで?これまで頑なにフードを取らなかったのは、その耳を隠すためかい?」

主「あっ」

(リーバルがフードを剥ぎ取る)

全員「!!」

リ「この僕が気づかないとでも思ったのかい?」

ミ「耳が丸い……!」

ウ「主、あんた……」

リ「これまでの言動といい、妙だと思ってたんだよ。主、君はいったい何者なんだい?」

主「それは……」

イ「リーバル殿!それではあまりに強引すぎます」

主「良いんです、インパ。ゼルダ様には信じろと言っておきながら、私だけ素性を隠し通すというのは、フェアじゃありませんから」

ゼ「主……あなたは、まさか……」

主「ゼルダ様、みんな。今まで黙っていてごめんなさい。私は……このハイラルの人間ではありません。ーー別の世界から、転生したんです」

終わり

(2021.6.16)

次のページ
前のページ


 

「読み切り」に戻るzzzに戻るtopに戻る