こんにちは!夜風です。
まずは10万hitありがとうございます!
1万hit時の「王様ゲーム」では、準備不足で予定より公開本数が少なくご迷惑をおかけしてしまったため、今回は来たる日に備え早々と用意させていただきました。
これを用意し始めたのが秋口だったため、タイトルの「新涼」通り秋のできごとをイメージして書かせていただきました。投稿時は真冬(2021.12.30)。がっつり季節外れですね(笑)
これまでハイラルを舞台に書くことにこだわってきましたが、今回は拙いなりに初の逆トリップものに挑戦してみました。
ふとリーバル様で逆トリップものを書いたらどうなるんだろうと、少し気になっていたのをかたちにしてみたかったのです。
踏み切るきっかけとなったのは、映画「今夜、ロマンス劇場で」。
昭和の時代、映画監督を志した青年が、通い詰める映画館を貸し切ってお気に入りのモノクロ映画を見ていたところ館内が停電し、映画のヒロインがスクリーンから飛び出してくる、という逆トリップものの邦画です。
普段あまり邦画は見ないのですが、一時期話題になっていたことを思い出し何となく見てみました。そしたらもう、終盤画面が見えないくらいずっとボロ泣きしてしまって。そのぐらいいたく感銘を受けた作品です。
この切ない気持ちを夢で昇華したい……そう思い立った瞬間一気に構想が膨らみ誕生したのが「新涼の風渡る夜に」です。
映画を見終えたあとの没入感のままに書き始めたので気持ちはめちゃくちゃ込めているものの、映画で感じた切なさをちゃんと反映させられているか…!
当初の予定では、最後は夢主がリーバル様の生存する世界にトリップしハッピーエンドを迎えるかたちを想定していたのですが、そうなりそうな伏線がないと唐突過ぎるかな…とか、生存ルートの世界の説明が蛇足になりそう…などなど、話数的にもプロット的にもあとから組み込むにはちょっと無理な展開のように思え結局ボツにいたしました。
異世界やタイムリープを設定に含めるのは長編「宙にたゆたう」のときにもつくづく感じましたがとても難しいです…(;^_^A
結局逆トリは逆トリとしてブレさせないほうがいいのかなあと思い至り、リーバル様が奇跡的に実体を持ってカムバックする展開に決めました。ご都合主義万歳(笑)
その後や生活の一幕については、いずれまた筆が乗ったときに、皆さんからアンケートでいただいたアイデアを元に番外編として書けたらいいなと考えています。
最後までお読みいただきまして、本当にありがとうございました(*^^*)
今後とも「宙にたゆたう」をよろしくお願いいたします!
2021.09.20 夜風
※日付は完成時のものです。
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